コメント
Re: 設定方法
> どこにどのようにして打てば良いですか?
> 教えてください。
> お願いします。
「最後の^R」と言うのはどこの事でしょう?
Windows・Mac・LinuxやWEBサイト制作の知っておくと便利な小技メモ
※ ここでは、ubuntu 14.04を使用している前提で書いています。
デスクトップ上にシステムの情報を表示する『Conky』ですが、慣れてしまえば設定は非常に簡単です。
インストールに関しては、他の多くのサイトで提示されているのでサラリと流しておきます。基本的に必要なものは「Conky(本体)」「lm-sensors(ハードウェア監視用)」「hddtemp(HDDの温度監視用)」の3つです。
ですので、端末から以下のコマンドで一気に入れてしまいます。
sudo apt-get install conky lm-sensors hddtemp
インストール後、次のコマンドでハードウェアを認識させておきます。色々と質問してきますが、基本的に全てデフォルトとYESで大丈夫です。
sudo sensors-detect
ここまで終わったら再起動しておきます。
再起動したら、確認のため次のコマンドでハードウェアの情報を表示してみましょう。
sensors
次に、「hddtemp」の再設定をして自動起動できるようにしておきます。
こちらも基本的に全てデフォルトで大丈夫ですので、【はい】と【了解】を選択していきます。
sudo dpkg-reconfigure hddtemp
ここまでで、インストール作業は終了です。
ここからは、いよいよConky本体の設定になります。まず、Conkyの設定ファイルを自分のホームに作ります。
cp /etc/conky/conky.conf ~/.conkyrc;
これで、デフォルトの設定ファイルが「.conkyrc」という名前でホームに出来ました。
次にConkyを自動起動するためのスクリプトを設置します。
echo '#!/bin/bash' > ~/.conky_run.sh; echo 'sleep 15 && conky;' >> ~/.conky_run.sh; chmod 755 ~/.conky_run.sh;
ホームに、「.conky_run.sh」というファイルが出来ました。このファイルを実行することで、15秒後にConkyが起動します。
次は、今作った「.conky_run.sh」をログイン時に自動起動する設定です。
ここでは、コマンドラインを離れて、GUIで設定してみます。 【自動起動するアプリケーションの設定】をメニューから選び、「.conky_run.sh」を追加して下さい。
以上で、ログイン時にConkyが自動起動できる環境が出来ました。
Conkyの表示内容や設定はホームに作った「.conkyrc」を書き換えることで行います。
「.conkyrc」を開いてみると、中程に『TEXT』という行が有ります。
ここから上がConky自体の設定で、下が表示内容の設定です。
上の部分で取り敢えず入れておいた方がいい設定として以下が有ります。
double_buffer yes
これは、Conkyウィンドウのちらつきを抑えるのに有効です。環境によっては必要ない場合もあります。
それと、日本語を表示する場合には次の設定も必要です。
override_utf8_locale yes use_xft yes xftfont TakaoGothic:style=Regular:size=12
これは、日本語フォントを表示するために文字コードをUTF-8にして、アンチエイリアスを有効にし、デフォルトのXftフォントをTakaoゴシックにする設定です。
他にもウィンドウの位置や大きさなど設定項目は有りますので、試してみるといいと思います。
各設定の主だったものは、このサイトの別ページにまとめておきます。
『TEXT』以下の部分。つまり、Conkyでデスクトップに表示する内容を設定する部分の基本はワープロと同じ事です。
表示したい内容を、行毎に並べて書いていけばいいのです。
"$"で始まるConky変数は、その役割に応じた内容を表示し、Conky変数以外の文字はそのままデスクトップに表示されることになります。
たとえば、以下の様に記載した場合。
${alignc}${color #ff0000}Conky:${conky_version} ${alignr}${color yellow}TESTTESTTEST
表示されるのは、最初の行のセンターに赤い文字で「Conky:xxxxx」(xxxxxはConkyのバージョン)と表示され、次の行に黄色で「TESTTESTTEST」と表示されます。
Conkyに用意されている変数は非常に多彩ですので、希望に叶ったものになるまで試してみれば良いと思います。こちらのConky変数も別ページで用途別に掲載しておきます。
Conkyのサンプルを掲載しているサイトは多数あるので色々なものを参考にしてみてください。
本家サイトのサンプルはシンプルですので参考にするには良いと思います。
Powered by FC2ブログ
Copyright © PCとサイト制作の小技備忘録 All Rights Reserved.